たいちょうのプロフィールはこちら

おすすめのスコッチウイスキーを生産地別に元バーテンダーが詳しく解説

お酒

ウイスキーを飲んだことがない人も「スコッチ」という言葉は
一度は聞いた事あるんじゃないですか?

スコッチと言うのは、「スコットランドのウイスキー」という意味です。
さらに、スコットランドの中でも蒸留所がある場所によって6種類に
細かく分類されます。

BARでウイスキーを楽しむ際に、最低限知っていると、
より楽しいBARライフが送れますね。

それと、多少知識があると、カッコよく見えます。

バーテンダーに「何かおすすめのウイスキー下さい」と注文するより、
「スパイシーで飲みごたえのある、アイラモルトでおすすめ下さい」的な注文したらカッコ良いですよね。
(まぁ、あんまりウンチク言うのはカッコ悪くなるから、ほどほどにwww)

スコッチを好きなったら次のステップはスコッチの種類や歴史の勉強です。
この辺りを理解すると、スコッチを飲むのがより楽しくなりますし、飲みすぎる事間違いなしですwwww
二日酔いが怖い方はこちらもどうぞ。
【元バーテンダーの実体験】飲み過ぎた次の日の二日酔い対策についてまとめてみた

今回は、スコットランドのウイスキーを蒸留所が集中しているエリア別に紹介します。
さぁ。奥深いスコッチの世界にようこそ。

アイラモルトウイスキーとは

アイラモルトは名前の通り「アイラ島」という所で作られています。
人口4,000人の日本でいう淡路島ぐらいのとても小さな島です。

アイラモルトの特徴である、塩の香りを生み出す為に、
島の蒸留所はすべて海辺に建っています。

この島で作られるウイスキーの特徴は、
やっぱり独特のスモーキーな香りですね。

初めての人はちょっとびっくりする香りだと思います。
(潮の香だったり、ヨードチンキの香り)

個性的なウイスキーが作られるのは島の自然環境が要因です。

島の4分の1が厚いピート層で覆われています。
ピート層とは、 野草や水生植物などが、炭化した泥炭です。
(わかりやすく言うと、塩の香りがこびりついた泥ですね)

これをウイスキーを作る過程の製麦(モルティング)という工程で使います。

麦芽を乾燥させて水分を取り除く作業の際に、ピート(泥)を焚くことで、
麦芽に香りをつけます。
ピートはスコットランドの豊かな潮の香りが染みついているので、
それを麦芽に匂い付けする事で、あのスパイシーな香りが生まれるのです。

アイラモルトウイスキーのおすすめ

アードベッグ10年

■アルコール度数:46度
■味・香りの特徴:アイラモルトの中で一番ピート香が強く、スモーキー。
味は絶妙な甘みがあり、やんちゃな香りと絶妙なハーモニーを奏でます。
■たいちょうコメント
アイラモルトにハマると、最後はここに行きつきます。
癖のあるピート香とスモーキーさの虜になり、
他のウイスキーではどこか物足りなさを感じてしまうでしょう。

ハイランドモルトウイスキーとは

ハイランドモルトは、味の特徴、香りの特徴を一括りに説明する事ができせん。

現在42の蒸留所がありアイラモルトに近いウイスキーもあれば、
ピートを全く焚かないマイルドなウイスキーもあり、非常に幅が広いです。

さらにハイランドモルトの中でも4つに分類をする事ができます。
・北ハイランド
→オールラウンダーな強者ウイスキーが多いエリア。

東ハイランド
→スペイサイドに隣接しているので、豊かな自然を感じさせる上品な味わいのウイスキーが多いエリア。

南ハイランド
→ピートはあまり焚かないが個性的なウイスキーが多いエリア。

西ハイランド
→アイラモルトの香りとスペイサイドの豊かさの中間的なウイスキーが多いエリア

ハイランドモルトウイスキーのおすすめ

CLYNELISH 14年(クライヌリッシュ)

■アルコール度数:46度
■ 味・香りの特徴 :味はなめらかでスパイシー、香りは豊かでフレッシュな印象だが、かすかに潮の香りを感じる
■たいちょうコメント:ス
コッチの全部の良さがバランスよくまとまっているオールラウンダーな一本です。
有名な「ジョニーウォーカー」の重要な原酒になっている事でも有名です。

僕のおすすめは、 ストレートで味わって、少し常温のミネラルウォーター入れて飲んでくださいより香りが引き立ちます。

スペイサイドモルトウイスキーとは

スコットランドには現在120近いウイスキーの蒸留所があります。
そのうちの約半数の51の蒸留所が、スペイサイド川、デブロン川、ロッシー川流域に建てられています。

シングルモルトのロールスロイスと言われる「マッカラン」や
政府公認蒸留所1号の「グレンリベット」などが、
このスペイサイドモルトの代表格です。

スコッチ界の4番バッター的なウイスキーが多いですね。

蒸留所の数が多いので、ウイスキーの味について一括りにする事はできないのですが、
僕のイメージは、ウイスキー作りに最適な環境で育った、
優等生タイプが多いという印象です。(はい。完全に主観です。)

このスペイサイド川流域がウイスキーの一大に生産地になったのは以下の理由が考えられます。
・川の近くで質の良い水に恵まれた
・清涼なスペイサイドの空気がウイスキーの熟成に適していた
・このエリアは密造酒のメッカのエリアだった

やっぱり環境なのですね。良いウイスキーが作られるエリアというのは。

なぜ密造酒が多かったかと言うと、スコットランドは1746年、イングランドからの独立をかけた戦いに負けてしまいます。
その戦いでイングランド軍の追ってから逃げるように自然豊かなスペイサイドの山奥で細々と農業を営んでいたようです。

その頃、イングランド政府への反骨精神的な意味で密造酒を作っていました。
この密造酒を作り続け、大きな蒸留所を作って大金持ちになった人もいます。

酒を造る人間にも歴史を感じるよね。

スペイサイドモルトウイスキーおすすめ

MACALLAN 12年(マッカラン)

■アルコール度数:40度
■ 味・香りの特徴 :すごくフルーティーな口当たりと豊潤な香りが特徴。ウイスキー初心者から大ベテランまでを満足させる一級品
■たいちょうコメント:「スコッチのロールスロイス」と呼ばれる最高峰のウイスキー。
厳選されたシェリー樽で12年以上熟成させた原酒のみを使って作られています。
これは、どこのお店にも置いているスタンダードなウイスキーですが、
熟成年数によっては超高級なマッカランもあります。

僕が銀座でバーテンダーをやっていた時に、
お金持ちのお医者様に帝国ホテルの「ゴールデンライオン」という会員制のサロンに連れて行ってもらいました。

そこで「マッカラン50年プレミアム」という車ぐらいの値段するやつを10ml飲ましてもらいましたが、
旨味と香り爆発で、余韻を楽しむ為に、その日の夜は歯磨きせずに寝たのを覚えています。
(そのおかげで、30代前半なのに絶賛歯周病治療中です)

ローランドモルトウイスキーとは

Jochen PippirによるPixabayからの画像

今はけっこうシングルモルトウイスキー作りについては
衰退してしまっているエリアです。

昔は今のスペイサイドモルトのように、スコッチの代表はローランドモルトでした。

衰退してしまった理由は、エジンバラやグラスゴーといったスコットランドの大都市が近くにあり、大きな資本が入り、儲かるビジネスウイスキーをたくさん作る事になったのです。

その為、伝統的な技術は廃れてしまいました。

しかし、コストを抑えたトウモロコシを原料にしているグレーンウイスキーは
今でも大量に作られていて、ブレンド業者へ大量に供給をしているので、この町は今でもウイスキーの生産地として栄えています。

そのエリアの歴史を学ぶと、お酒が見えてきますね。
伝統的な技法は、現代ビジネスとは真逆のコスト意識は一切なく、美味しい物を作る為にはコストは惜しまないスタイルです。

大企業の資本が入ると、ビジネスライクになるので、作り方も効率的に、原材料のコストを押させてウイスキーを作るようになります。

オーナーが変わって味が落ちたウイスキーもたくさんあります。
伝統的なうまいウイスキーは、そのままの味で残してほしいですよね。

ローランドモルトウイスキーおすすめ

■アルコール度数:40度
■ 味・香りの特徴 :クセがなくてマイルドでソフトな味なので、女性におすすしたい一本です。
■たいちょうコメント:
ウイスキー入門編としては、ぴったりです。
女性に例えると静かな育ちの良いお嬢様という印象です。
なので、アイラモルトのような夜遊び好きな女の子に慣れていると、物足りない印象があるかもしれません。

キャンベルタウンモルトウイスキーとは

Thomas WolterによるPixabayからの画像

このエリアはNHKの朝ドラで有名になった「竹鶴政孝」が実際にウイスキー作りを学んだ蒸留所があります。(「ヘーゼルバーン」という蒸留所)

味の特徴は、周りが海で囲まれているので、塩辛い風味と豊かなしっかりとしたコクから成り立ちます。

僕のキャンベルタウンモルトのイメージは、
「不良なんだけど根は良い奴です。」
見た目(この場合は香り)は尖った厳ついイメージなのだけど、
いざ、口にいれると(実際に話してみると)
深みやコクがあってうまい(将来の事しっかり考えている。応援したくなる)

なんとなくイメージつきましたかね???わかりずらいか・・・

キャンベルタウンモルトウイスキーおすすめ

SPRING BANK 10年(スプリングバンク)

■アルコール度数:46度
■ 味・香りの特徴 :香りはフレッシュでスモーキー、味は非常にパワフルで複雑。甘さと辛さがバランス良い。
■たいちょうコメント:
ウイスキーの原料である麦芽をすべて自社生産しているので外部要因での味の変化が起きづらく、伝統的なスパイシーなウイスキーを守り続けています。
スコッチの中で一番辛いので、激辛好きにはおすすめです。

アイランズモルトウイスキーとは

上で紹介したアイラモルトを作っているアイラ島の上に位置する諸島で作られるウイスキーの事を指します。
現在6つの蒸留所があるのですが、その一つ一つが個性的で、アイランズモルトを一括りにする事ができないです。

味や香りでの共通点ではなく、島国で作っているという地理的な部分でアイランズモルトを名前がついています。

アイランズモルトウイスキーおすすめ

TALISKER 10年(タリスカー)

■アルコール度数:46度
■ 味・香りの特徴 :強力なスモーキーさとかすかな潮の香り。口に入れると非常にパワフルでだが、のどをを通るとフルーティーな甘みを感じるバランスの良い味
■たいちょうコメント:
ハードボイルド好きな方であれば是非挑戦してほしい!!
スコッチの中で一番男性的と言われているタリスカー。下の上で爆発するスモーキーさをストレートで感じましょう。
口に入れたら「バァァァァン!!」って聞こえます。(耳をすませばね)

まとめ

いかがでしたか?
蒸留所のある自然環境や歴史によって、味や風味が変わってくる。
ウイスキーの背景を理解して飲むと、より一層美味しくなる気がします。

スコッチに興味を持ったら、BARにいってバーテンダーに色々聞いてみましょう!!
まだ馴染みのBARがない方はこちらもどうぞ。
元バーテンダーの僕が教える簡単に行きつけのBARの作る3つの方法

タイトルとURLをコピーしました