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【元バーテンダーが解説】マッカラン12年の味やおすすめの飲み方 ハイボールはまずい?

ウイスキーのマッカランってどんな味なの?

味や香りの特徴、美味しい飲み方を教えて。

本記事はこのような悩みの方に向けて書いております。

 

たいちょう
たいちょう

僕は8年間バーテンダーとして銀座や六本木のオーセンティックBARで働いていました。ウイスキーの種類が豊富なBARで働いてたので、今まで数えきれない程のウイスキーを飲んできました。

 

マッカランはシングルモルトのロールスロイスと言われるほど高級感があるウイスキーです。

 

世界的に有名なウイスキーなのレストランでも飲むことができますが、他のウイスキーと比べる明らかに値段が高い事から、聞いた事はあるけど飲んだことが無いという人が多いと思います。

 

本記事では、元バーテンダーの僕がマッカランの特徴や、マッカランがなぜ高級なのか?そして、マッカランの美味しい飲み方について解説してきます。

 

ぜひ最後まで読んでみてください。

▼マッカランのスタンダードモデルです▼

マッカランってどんなお酒?

マッカランは、スコットランドのスペイサイド地方という世界的に有名な蒸留所が多い地域で作られたウイスキーです。

マッカランとはゲール語で「聖コロンバの丘」という意味です。

現在は、日本のサントリーが保有しているので、スーパーや酒屋さんで見たことがある人は多いかもしれません。

 

マッカランはシングルモルトのロールスロイスと言われる程、高級感のある味わいで、味わい・香り共に絶妙なバランスを備えるプレミアムシングルモルトです。

なのでシングルモルトの中でもちょっと良いウイスキーと覚えておくと良いでしょう。

たいちょう
たいちょう

なので、レストランやBARで注文すると他のウイスキーより頭ひとつ分値段が高いと思います。

 

 

それではマッカランの細かい情報について解説していきます。

マッカランの歴史について

マッカランの歴史について解説していきます。

歴史を知ってから、ウイスキーを飲むと愛着が沸き、思い入れが強くなるので非常におすすめです。

マッカランはが創業されたのは今から約200年前の1824年。

蒸留所はスペイ川という大きな川の中流に位置していて、当時は川の渡しとして多くの人が行き来しており、特に南部から家畜を運ぶ牛飼い達からマッカランは愛されていました。

 

たいちょう
たいちょう

「川の渡し」とは渡し船がある場所の事です。

 

そして、この旅をする牛飼いの口コミによって、マッカランは有名になっていきます。

1824年にはスコットランドのハイランド地方で2番目に上流のライセンスを取得して合法的に蒸留ができる政府登録蒸留所に認定されます。

着実に知名度を広げるマッカランですが、1939年に第二次世界大戦が始まり、多くの蒸留所のスタッフが徴兵されていき、一時は生産量が70%も減ってしまった時期もありましたが、そんな中でも品質の高いシングルモルトを作り続けた事でブランドの価値を守り抜きました。

 

我々がマッカランから学べる事は、

 

たいちょう
たいちょう

どんな状況でもブレずに最高のものづくりをする!

 

 

戦争中、先行きが見えない中でも自分たちが信じた味わいも守り続けた男の維持。

マッカランは頑固な男の維持の結晶です。

たいちょう
たいちょう

歴史を知ると急に親近感が沸きますよね。

それがウイスキーです

マッカランの製法のこだわり

どのウイスキーも蒸留所のスタッフがこだわり抜いて作っていますが、マッカラン特に製法にこだわりがあります。

全部を説明すると専門用語が多くて難しいと思うので

 

マッカランは樽にこだわる

マッカランの1番大きな特徴は樽です。

長年の研究によって、ドライ・オロロソのシェリー樽のみを使って熟成をしています。

たいちょう
たいちょう

最近は、バーボンの樽を使ったりと変わってきているけど、マッカランのスタンダードはシェリー樽でしょ。

 

近年はシェリー樽での熟成がスタンダードになり、シェリー樽不足で価格が高騰しているが、マッカランはシェリー樽不足を予想しており、1976年にスペインでスパニッシュオークの新樽を自ら作り、シェリー酒の醸造業者へ無料で提供し醸造後に回収し、その樽でマッカランを熟成させています。

 

たいちょう
たいちょう

時代を先読みする力と行動力が素晴らしい!

※現在では、バーボン樽なども使って作られています。

 

樽の種類こだわり
アメリカンオークのシェリー樽アメリカンオーク樽にアルコール度数約18%のオロロソシェリーを詰めています。

シェリーバットやパンチェオンのほか、18ヵ月じっくり風味づけをする伝統的なホッグスヘッド樽も使用しています。

ヨーロピアンオークのシェリー樽スペイン北部からフランスにかけての地域やヨーロッパ東部で生育した樫を使用。

伐採した後、1年間は空気乾燥を施し、さらに樽板として18ヵ月間寝かされます。

樽にあぶり加工して均一の層を形成させることで、ウイスキーにバランスの良いフレーバーを与えます。

バーボン樽アメリカ産のオーク樽にアルコール度数62.5%以下のバーボン酒を入れ、高めに温度設定した倉庫で寝かせて仕上げます。

アルコール含有量が多いため、樽の特徴や色合いの違いなど、ニューメイクスピリッツにはっきりとした個性を醸成することができます。

こだわり抜いたスペイサイドモルト最小のポットスチル

ウイスキーはポットスチルという機械を使って蒸留されるのが一般的です。

マッカランは世界的に人気で生産量が多いウイスキーなので、大きいポットスチルを使って大量に作った方が効率が良いと考えれられます。

しかし、長年の研究の結果、小型のポットスチルの方が、密度の高いリッチな蒸留酒が抽出できる事がわかっておりプレミアムシングルモルトの味わいを守る為にこだわり抜いたサイズなのです。

さらに、マッカランのポットスチルはすべて手作業で作られています、

蒸留所の近くに工場があり、職人が一個一個丁寧にポットスチルを作っているのです。

プレミアムシングルモルトの裏側には、こんな泥臭い男の仕事が隠されていたのです。

 

たいちょう
たいちょう

品質より効率性を重視していたら、今のマッカランはなかったかもしれませんね。

 

マッカランのおすすめの飲み方

それは元バーテンダーの僕が、マッカラン12年のおすすめの飲み方について解説します。

 

ストレート

マッカランに限らず、ウイスキー本来の味を知るには、ストレートで飲むのが一番と言われています。

でもストレートだとアルコール度数が高すぎて飲めないよ。

そんなにお酒強くないもん・・・

たいちょう
たいちょう

そんな方は、少しミネラルウォーターを加えて飲んでみるのがおすすめです。

ウイスキーは少量の水を加える事で、香りが高くなり、本来もっている華やかさが開きます。

ウイスキーに加水する際には、そのウイスキーが作られる過程で使った水の硬度と同等のものを選ぶ事がポイントです。

水道水とかは雑味が多く絶対にやめましょう。

比較的手軽に手に入る硬度の高いミネラルウォーターはエビアンがおすすめです。220mlなので晩酌1回分で使いきるベストなサイズ感です。

ロック

ストレートでマッカランを飲んで、味の特徴が分かってきたらロックで楽しみましょう。

 

ロックとは、ウイスキーに氷を入れて飲む事です。

 

最初は濃いと感じると思いますが、徐々に氷が溶けてマッカランの味が、変化していきます。

 

たいちょう
たいちょう

味の変化を楽しむ事ができるのがロックの魅力です。

 

 

自宅でゆっくり映画でも観ながらウイスキーを楽しむにはロックが一番おすすめです。

 

 

お気に入りのロックグラスが家にないという方はこちらの記事を参考にしてみてください。

 

マッカランってハイボールで飲んでも良いの?

マッカランはシングルモルトのロースロイスと言われるほどのウイスキーだから、ハイボールで飲むなんてもったいないでしょ。

シングルモルトをハイボール(炭酸割)で飲もうとすると、このようなコメントをもらう事が多いです。

しかし、元バーテンダーの僕から言わせてもらうと、

たいちょう
たいちょう

飲みたい人の勝手でしょw

ウイスキーにはルールなんてありません。

自分のお金で飲むのであればオレンジジュースと割って飲んでも良いですし、自由です。

僕がバーテンダーをやっていた時代、年長者はウイスキーやBARのルール的なものを振りかざしてカッコつけていましたが、実際そんなルールはありません。

たいちょう
たいちょう

ショートカクテルは3口で飲め!とか色々言われたなー

なので、高級シングルモルトのマッカランもどんな飲み方をしても構いません。

 

直近ですと、「マッカラン12年ファインオーク」というモデルがハイボール専用というプロモーションで発売されました。

現在は、終売になっていますが、後継品として、「ザ・マッカラン トリプルカスク12年」が発売されており、こちらもハイボールに非常に合うマッカランです。

マッカラン12年トリプルカスクは、スタンダードのマッカランに比べてライトで炭酸と相性の良い柑橘系の味を感じる事ができるので、まさにハイボールの為のマッカランといった作りになっています。

 

たいちょう
たいちょう

皆さんも自分が美味しいと思った飲み方を追求しましょう!

マッカランの種類

現在発売しているマッカランの商品を紹介します。

ザ・マッカラン シェリーオーク12年

ザ・マッカラン シェリーオーク12年のテイスティングノート
色合い優雅な金色
香りバニラにほのかなジンジャー、ドライフルーツ、シェリーの甘さ
味わい濃厚なドライフルーツとシェリー
フィニッシュトフィーの甘さ、ドライフルーツにウッドスモークとスパイスが感じられる。
アルコール度数40%
価格約7,500円

 

▼Amazonレビューの点数▼

 

・香りがビックリするくらい広がって驚いた
・キャップを開けるとシェリー樽ならではの甘い香り。
・ストレートでちびちび味わう。美味い。一言で言い現わすなら美酒。
・香り高く、美しいまろやかな味。 癖がなく、万人受け、初心者にもOK.
アルコール感強すぎて香りにトゲがあります。
口にふくんでもストレート→基本的に味は良いけど
アルコールが強くて
まろやかさが無いように思いました

ザ・マッカラン シェリーオーク18年

ザ・マッカラン シェリーオーク18年 テイスティングノート
色合い明るいマホガニー色
香り強いドライフルーツ、ジンジャー、スパイス
味わいリッチなドライフルーツにスパイス、オレンジとウッドスモーク
フィニッシュ熟した果実。甘いトフィーの長く力強い余韻。かすかなジンジャーやウッドスモーク。
アルコール度数43%
価格約36,000円

▼Amazonレビューの点数▼

・シェリー樽特有の甘い香りが広がって美味しいです。
・ 誕生日にプレゼントで18年を買ってもらって飲むと、ストレートでもとても飲みやすいです。
・まろやかで飲みやすい。初めて飲んだら、わかります。
・マッカラン18年、マッカランは初飲み、もっと美味しいと思っていたから、残念

ザ・マッカラン シェリーオーク25年

ザ・マッカラン シェリーオーク25年 テイスティングノート
色合い濃厚なマホガニー色
香りシェリーとウッドスモークにかすかなシトラスやシナモンのバランス
味わい濃厚でリッチ、ドライフルーツとウッドスモーク
フィニッシュドライフルーツとウッドスモーク、スパイスの非常に長く続く余韻。
アルコール度数43%
価格約279,000円
たいちょう
たいちょう

ここら辺から桁が一個変わってきますね。

さすがプレミアムシングルモルトです。

 

ザ・マッカラン シェリーオーク30年

ザ・マッカラン シェリーオーク30年 テイスティングノート
色合い極めて濃いマホガニー色
香りリッチなシェリーとオレンジ、ウッドスモークの力強さ
味わい味わい深く極めてなめらか。ドライフルーツとシェリー、オレンジとウッドスモーク
フィニッシュスパイスとオレンジの芳醇さ。極めて長くリッチな余韻。
アルコール度数43%
価格100万円以上します。
たいちょう
たいちょう

軽自動車級の値段です。

日本にも数え切れる程しか出回っていません。

BARで1ショット飲んでも10万円以上すると思います・・・

 

ザ・マッカラン ダブルカスク12年

ザ・マッカラン ダブルカスク12年 テイスティングノート
色合い深い金色
香りクリーミーなバタースコッチ、アップルキャンディー、バニラカスタード
味わい蜂蜜のような甘さ、ややスパイシー、シトラス系のフルーツ感
フィニッシュ甘く長い余韻
アルコール度数40%
価格約7,000円

▼Amazonレビューの点数▼

・ダブルカスク12は従来のマッカラン12シェリーカスクより華やかな強い香りを持ち、スッキリしたキレの良い味わいも持っている。必要な重みもしっかり残されており、言いかえればより洗練された味わいになったと言えるのかもしれない。
・今まで、18年を飲んでいましたが、ダブルカスクは12年でも上等です。
・非常にクセがあります。飲みやすくはありません。好みが分かれるウイスキーだと思います。

ザ・マッカラン トリプルカスク12年

ザ・マッカラン トリプルカスク12年 テイスティングノート
色合いリッチな麦わら色
香りバニラ、メロン、レモンピール
味わいレモン、シトラス、バニラ、軽くトーストしたオーク、ナツメグのバランスの良い味わい
フィニッシュメロン、パパイヤ、フレッシュオーク、スパイスの長い余韻
アルコール度数40%
価格約7,000円

▼Amazonレビューの点数▼

・最高に美味い!いいお酒です。
・匂いがあまり強くない優しい感じ
オススメされている飲み方はハイボールなだけあってハイボールにすれば薫りが広がり美味しくいただけます。ですが反面ハイボール以外にストレート、ロック、トワイスアップ、水割り、どれを試しても微妙。ハイボール専用といっても差し支えない代物でした。ということでハイボールが好きなら間違いなくオススメ。

ザ・マッカラン レアカスク

ザ・マッカラン レアカスク テイスティングノート
色合い豊かなマホガニー色
香りレーズンやチョコレート、バニラを思わせる香り
味わい上品で心地よい味わい
フィニッシュリッチで長い余韻。ドライフルーツと心地よいスパイシーさを感じます。
アルコール度数43%
価格約24,000円

▼Amazonレビューの点数▼

・悪酔いしないしオススメします ただ飲みやすいので。
・減りが早いです(笑)
香りは良かったのですが…味わいが物足りない…

マッカランのエピソード

僕とマッカランの最初の出会いは、初めて銀座でバーテンダーとして働き、仲良くしてくれたお客様に食事に連れて行ってもらった時の事です。

当時マッカランって何?食べ物?レベルの僕を、帝国ホテルの「ゴールデンライオン」という超高級会員制ラウンジに連れていってくれました。

確か入会費が50万くらいで年会費が10万くらいする超高級ラウンジです。

会員しかわからない扉から出入りができて、そのラウンジでは帝国ホテル内のすべての食事を注文する事ができます。

そこで出会ったのが、「マッカランの50年」です。

木製の箱に入っていて、ウイスキーの勉強を始めたばかりの僕でさえ最高級だなと思えるルックスをしていました。

たいちょう
たいちょう

なので僕が最初に飲んだマッカランは50年ですw

多分世界中で僕だけだと思う。

 

マッカランの開け方

最近、マッカランのボトルの形状が変わったので開け方も変わりました。

写真付きで解説していきます。

 

step:1  マッカランのキャップ部分を持ち、反対の手で瓶の胴の部分を押さえます。

参照:サントリー公式HP

 

step:2  キャップ部分を反時計回りにひねり上げます。その際、キャップ部分に貼り付けられているホログラムシールを剥がす必要はありません。

参照:サントリー公式HP

step:3  コルク栓を引き上げると栓が開きます。

参照:サントリー公式HP

 

step:4  一度栓を開けた後、栓を閉めるとキャップとボトルの間で数ミリの黒い隙間が空いた状態になります。

参照:サントリー公式HP

まとめ

今回はウイスキーのロールスロイスと呼ばれるマッカランについて解説をしました。

スコッチの超スタンダードであり、最高級のウイスキー。

ぜひ飲んでみてください。

他にも、おすすめのスコッチをたくさん紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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