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育休取得を会社に申請した話。男性で部長職の場合

男が育休とるなんて認められるかな?

育休とる事で解雇とか評価や昇進に影響でたらどうしよう?

本記事は、こういった男の育休取得の悩みについて書いています。

僕は小さい部署ですが、部長というポジションを務めています。

2年間の不妊治療を経て2019年4月に待望の第一子を授かる事ができました。

妻の負担を少しでも軽減したいという気持ちで育休を取得する事を決意しました。

しかし、男で部長職の僕が育休をとる事は許されるのか?別の人にポジションを奪われないか?とか不安で胸いっぱいでした。

そんな僕が育休をとる事を会社に報告した体験を文章にしてみます。

この記事を読んで、1人でも多くの男性育休取得者が増えると嬉しいです。

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育休をとる事を会社の上司に報告した。

まずやらなければいけない事ですね。

上司を味方につける事が一番大事です。

僕は、育休の報告を上司にしたのが、第一子出産予定日の約一か月前でした。(これから報告する人は、もうちょっと早いほうがよいです。)

上司のスケジュールを30分抑えて、機密性の高い会議室で育休をとりたい旨を報告しました。

すると回答は、、、、

「今の状況で、たいちょう(僕です)がいなくなるとかありえない」

「いなくなって部署はどうするの?誰がマネジメントするの?」

「部署の数字いかなかったら誰が責任とるの??」

と真っ向から否定されました・・・・

僕の上司はオールドタイプの「育児は女の仕事」という思想だったみたいです・・・

やはりまだまだ男性の育休は認知されていないのですね・・・

でも上司の気持ちもわからなくないです。。。

僕の会社は上場している大企業ではないので、僕の代わりの人材もいない中、部署の責任者が3か月もいなくなると、今期の予算は誰が責任もつの?的な事は考えてしまうでしょうね。

でも、これで諦めたら夢の育休生活は手に入りません。

本当は使いたくなかった切り札を僕は2つ準備していました。

半育休という制度について

半育休とは、育児給付金が支給される範囲内で仕事をするという事です。

具体的には月に最大10日80時間以内で仕事をするという事です。

これがあれば最低限仕事をして仕事に穴を開けなくても育休をとる事ができます。

僕は、この制度内で仕事をするので、育休を取らしてほしいという旨を伝えました。

しかし、上司の回答は変わらず・・・・

「80時間の労働で予算達成ができるか?」

「そんなのできるわけない。」

「無責任だ。」

男性の育休は世間の風当たりが強いです・・・

僕は最後の切り札を出しました。

就業規則に記載している育児休暇の項目を説明した。

会社の就業規則の中の育休の項目に
「すべての従業員は、育児休業の申し出に対して、申請者の就業環境を害してはならない。」というミラクルワードの記載がありました。

これは、育休とりたいって言っているので、無理やり働かせたりすると罰則だよという事という意味ですね。

この就業規則について、説明をすると、上司もしかたなく許可してくれました!!!!

ルールや固定概念に縛られている人は少なくないです。

今から、育休取得の旨を伝える方は就業規則を確認してみるのが良いと思います。

育休をとる事を部下に報告

上司からは許可がおりたのですが、僕は部署に責任者なので急に僕がいなくなると部下は不安になると思います。

僕が育休中の間、動いてくれるのは部下たちです。

部下を味方につけないと、僕がいない間にチームが崩壊してしまいますよね。

僕が部下に伝えたのは下記2点です。

育休期間中も遠隔だけどマネジメントする。

今まで見本にしたくなるほど良い上司だったので(みんな思っているはず。)僕がいなくなると、誰に相談をすれば良いのだろう?とか不安になってしまいますよね。

なので部下には、育休中もマネジメントはするし、数字の責任も僕がとるという話をしました。

優秀な人間であれば、遠隔でのマネジメントでもチームを同じベクトルに向かせて成果を出すものだと思います。(育休中なんだから、そんな事考えなくて良いのに。僕ってほんとに社畜だなーとも思ったりしますが・・・・)

育休をとりたい熱い気持ちを聞いてくれ。

実際にこれが一番大事でしたね。

なんで育休をとるのか?

僕の部署は若い女性がほとんどなので、「妻と一緒に育児をして育児の難しさを体験したい」

この言葉がキラーワードでした。

「僕って良い上司でもあり、素敵な男性なのね。」と思ったに違いありません。

人事に育休をとる事を報告

これ忘れちゃだめですね。

僕の会社は男の育休、さらに半育休取得というのは前例がなかったので人事もどうやって国に申請をすればよいのか、あたふたしていました。
※ちなみに男が育休をとると会社に国から助成金が出たりします。(半育休はだめね。)

大きい会社であれば、こんな事はないのでしょうが中小企業であれば、けっこうあるあるらしいです。

なので余裕をもって報告するのがよいですね。(僕が育休をとる旨を人事に伝えたのは出産予定日の3週間前でした・・・)

【番外編】育休が理由で解雇や降格をしたら法律違反

冒頭にも書きましたが、「育休をとる事で解雇や降格があるんじゃないか?」という悩みは一番多いと思います。

しかし日本は悪い国じゃないんです。

「男女雇用機会均等法」という中学校の公民の授業で習う法律があります。
(墾田永年私財法並みに漢字が多いですね。)

要するに、育休取得に伴う解雇・降格したら「 不利益取扱い 」といわれて
法律違反という事みたいです。

これで安心ですね。法律をこんなに身近に感じたのは初めてです。

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まとめ

 僕は働きながら(実際は月20時間程度です)ですが、育休生活を満喫しています。

少しでも男の育休取得が増えればよいなと思い筆をとりました。

僕の経験がお役に立てば幸いです。

※2019年7月から育休期間を終えサラリーマンに戻っています。
サラリーマンは育児に比べると100倍楽ですwww
育休の感想まとめたので、良かったら是非読んでみてください。

育児に比べて仕事は楽勝。IT企業の部長職の僕が、3ヵ月の育休を取得した感想。
3か月の育休期間が終わりを迎えます。育休を取得して心の底からよかったと感じています。 全員が仕事より育児を優先する事が難しいと思いますが、パパが少しでも育児を理解しているだけで、ママの負担も軽くなるし、子供にも良い環境を提供できると思います。 育児をママに丸投げているパパに是非読んでもらいたいです。

育休期間中はある程度、自分の時間が作れるので、計画的に過ごしましょう。
僕が育休中にチャレンジした事をまとめました。
こちらも是非読んでみてください。

【育休期間中の過ごし方】男の僕は育児にスキルアップに遊びに盛りだくさんでした
育休中は育児をやる事は当然ですが、意外にが自分の時間が作れたりします。社会人になって、こんなにまとまった休みをとる事はとっても貴重なので、後悔しないよう色んな事にチャレンジしたいと思っているあなた。僕がチャレンジした事を書き綴りました。

 

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