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【初心者でも簡単】自宅でできるウイスキーのテイスティング方法

最近ウイスキーにはまっています。自分好みのウイスキーを見つけたい!!

本記事はこのような悩みの方に向けて書いております。

 

本記事の内容
  • 自宅でウイスキーのテイスティングをする為の準備道具
  • ウイスキーのテイスティング方法を解説
たいちょう
たいちょう

僕は8年間バーテンダーとして銀座や六本木のオーセンティックBARで働いていました。ウイスキーの種類が豊富なBARで働いてたので、今まで数えきれない程のウイスキーを飲んできました。

みなさんは、昨日飲んだウイスキーの味を今でも覚えていますか?

2回目に飲むウイスキー、過去飲んだ記憶はあります?

覚えておらず、常に新鮮な気持ちでウイスキーに接している方が多いんじゃないですかね??

仕方ないです。お酒を飲めば酔っぱらいますからね。

でも、ウイスキーの味や香りをある程度、記憶できるようになると、もっとウイスキーが楽しくなります。

好みを言葉で伝えられるようになると、自分好みのウイスキーを探しやすくなります。

その為にティスティングをしてみましょう。

初心者でも簡単にできるテイスティング方法を解説します。

普通に飲んで酔っ払うのもよいですが、たまにはウイスキーと向き合ってみませんか?

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ウイスキーのテイスティングする為に準備道具

テイスティングするウイスキー

これがないとテイスティングできないですよねwww

僕は新しいウイスキーを買ったら、口開け一発目にテイスティングをするようにしています。

なので自分が飲みたいウイスキーを用意すると良いと思います。

スコッチの生産地別にテイスティングするのも面白いですよ。
まとめた記事があるので、よかったら参考にしてみてください。

関連記事:【元バーテンダーが教える】アイラモルトウイスキーの味や特徴、蒸留所を徹底解説
関連記事:【元バーテンダーが教える】キャンベルタウンモルトウイスキーの味や特徴、蒸留所を徹底解説
関連記事:【元バーテンダーが教える】スペイサイドモルトウイスキーの味や特徴を徹底解説

多少お金と肝臓に余裕があれば、同じウイスキーで熟成年数の違うものを揃えてテイスティングすると面白いです。

僕は家にお酒あると無くなるまで飲んでしまうので子供ができた最近は控えていますwww

それでも、たまに飲みすぎた時は、しっかり二日酔い対策をして翌日の飲酒に備えます。

二日酔いが怖い方、これ必読です。

関連記事:【元バーテンダーの実体験】飲み過ぎた次の日の二日酔い対策についてまとめてみた

テイスティンググラス

ロックグラスで飲むのも良いですが、ロックグラスは飲み口の面積が大きいので香りが逃げやすいです。

ウイスキーのテイスティング用のグラスを使うと香りを感じやすいです。

それと、雰囲気も出ますよねwww

そんなに高くないのでこの機会に買ってみてはいかが??

加水する為のミネラルウォーター

ウイスキーは少量の水を加えると、味や香りが変わります。

僕らバーテンダーは花が開くと言ったりしますね。

でも、水道水を使うのは極力控えましょう。

日本の水道水は世界的にみても圧倒的に美味しいですが、どうしても雑味を感じてしまします。

その雑味がウイスキーに加水した際に、味がブレてしまうんです。

僕はスコッチ党なので、こんなミネラルウォーターを使ってテイスティングしています。

ノージングサークル

モルトウイスキー大全より引用

テイスティングとは、自分が感じた味や香りを言葉で表現をする事が醍醐味です。

しかし、最初はこの言葉が全く思い浮かばず、いつも同じ感想になる事がほとんどです。

そういった場合は、このノージングサークルを使って、この中に当てはまる言葉で表現していきましょう。

※このページをブックマークして、ウイスキーのテイスティングをする時にスマホを片手にやるのがおすすめです。

ウイスキーの本(必須ではないです)

ウイスキーの本で蒸留所の歴史とかを学びながら飲むのもおすすめです。

このウイスキーがどういった時代で生まれて、作られた土地の気候によって、どのように味が変化してきたかとかを勉強しながらテイスティングをすると、より面白くなります。

ウイスキーのテイスティング方法を解説

ウイスキーテイスティングの準備が揃ったので、さっそくウイスキーと向き合ってみましょう。

STEP:1グラスに注いで色を見る

まずはグラスに20mlぐらいウイスキーを注ごう。(たくさん入れすぎると酔っぱらうので要注意)

そして色を見ましょう。

色をしっかり見るためにコピー用紙とか敷いて背景を白くするわかりやすいです。

ウイスキーの色は、熟成する樽の種類と期間によって変化します。

出来上がったばかりのウイスキーは透明です。

「シェリー樽で長期熟成しているから、この赤みが強いのか」的なことが言えるようになれば、あなたもウイスキー通です。

STEP:2 ウイスキーの香りを嗅ぐ

グラスを鼻に近づきすぎず、アロマ(香り)を嗅ぎましょう。

そして、香りのファーストインプレッションをメモしておきましょう。

と言っても最初は何も書けないと思います。

代表的なウイスキーの香りは下記の種類です。この中だったらどれっぽい。ぐらいでよいですからね。

樽の香り

ウイスキーには熟成する際に使う樽の香りが残っています。

・木材の香り
樽に使われている木材の香り、新しい樽、古い樽で香りが異なります。
・焦げた香り
樽に一度火をかけて焦がしてから熟成する場合があるので、その香り

穀物の香り

ウイスキーの原料は穀物なので、基本的に全てのウイスキーに共通しますが、代表的な香りは下記の2種類です。

・シリアルの香り
ドライな穀物の香りがします。(コーンフレークの香りですね)
・麦芽の香り
焼きたてのパンのような香りがします。(パン屋の良い香りです)

スイーツの香り

シェリー樽で熟成をしたものや、甘い原酒の比率が高いものの特徴です。

「バニラ」「メイプルシロップ」「ハチミツ」「チョコ」などですね。

甘い物とウイスキーの相性が良いのは、香りに共通点があるからですね。

フルーツの香り

フルーツの香りは経験がある方が多いので、より際立って感じると思います。

  • 柑橘系
    オレンジやシトラス、レモンの皮の香り
  • ドライフルーツ
    ブドウ、イチジク、アプリコットの香り
  • フレッシュなフルーツ
    リンゴ、洋ナシのような香り
  • 熟したフルーツ
    パパイヤ、パイナップル、マンゴーのような香り

STEP:3 実際に飲んで味を見る

香りを感じてしっかりメモに残したら、次は実際に飲んでみましょう。

上の写真みたいにクイッと飲むのでなくて、

少量を口に含んで舌の上で味を感じてください。

目をつぶって、感覚を舌に集中させて、複雑な味の中から、今まで感じた事のある味を探してみましょう。

果物の味や、チョコっぽい味、ナッツ系だったり、シリアルのような穀物っぽい味。

今までに感じた事のある味覚だと思いますので、それをどう言葉で表現するかがテイスティングです。

ルールに縛られず、感じたままをメモしましょう。

あなたの感じたままをノートにメモしましょう。

STEP:4 飲み干してフィニッシュ(後味)を確認する

口の中で味を感じメモをとったら、最後はウイスキーを飲み干して後味を確認しましょう。

ウイスキーを喉を通り過ぎた後に感じる余韻みたいなものが後味です。

口の中で感じた味と少し異なる後味になると思います。

それもしっかりメモに残しましょう。

STEP:5 水を加えてSTEP1から繰り返す

ウイスキーと同量より少し少なめにミネラルウォーターを入れて2回戦の始まりです。

ミネラルウォーターを入れることが、香りの花が開き、ストレートで飲むより香りを強く感じる事が出来ます。
(※豆知識!!グラスを手の平の温度で温めると香りが強くなります)

そしてSTEP1からSTEP4まで繰り返し 、ストレートで飲んだ時に感じた感覚と加水したウイスキーを飲んだ時の感覚を比べてみましょう。

僕はいつも一人でテイスティングする事が多いですが、友人と集まって意見交換しながらやると面白いですよ。

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ウイスキーのテイスティングノートとは?

「テイスティングノート」とは、飲んだお酒の特徴や感想を記録した短文のことで、「テイスティングコメント」とも呼ばれます。

上の項目で解説をした方法でウイスキーの香りや味を自分のノートにメモをしましょう。

僕がいつも使っているテイスティングノートの項目を載せておきます。

日付 
ウイスキー銘柄 
 
香り 
 
フィニッシュ(余韻) 
加水後の香り 
加水後の味 
加水後のフィニッシュ(余韻) 
点数 
備考 
たいちょう
たいちょう

大事なのは自分の言葉で表現する事です。

まとめ

僕らはウイスキー評論家でもなく、ブレンダーでもないので、テイスティングは楽しみながらやるのが一番です

一般的なルールは記事でまとめましたが、自分の好きなようにやるのが良いと思います。

僕はドラゴンクエストというゲームが大好きなので、香りや味を魔法で例えたりしてます。

「口に入れた瞬間にイオナズン級の潮の香りを感じる」とかね。

なぜ、テイスティングを行い、自分の感覚を文字に残すかと言うと、酔っぱらうと感想を忘れてしまうからですwww

飲む量を決めて、飲みすぎないようにテイスティングを楽しみましょう。

他にも元バーテンダーの僕がお酒に関する記事を書いています。是非読んでみてください。

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