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バーテンダーになるために最初に準備する事【元バーテンダーが丁寧に解説】

バーテンダーとして働いてみたい!!
自分のお店(BAR)を持ちたい!!

バーテンダーはカッコ良くて華やかな仕事だと思われる事が多いです。
でも、その裏には血がにじむ努力をが隠されています。

自分のお店を持って、生涯バーテンダーとして働いている人は、ほんの一握りです。
でもやる前から諦めてはいけません。継続する事のみが自分の夢を叶えてくれます。
今回は、バーテンダーとして8年間働いた僕が、バーテンダーを目指す前に準備しておいた方がよい事をまとめました。

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働くお店を決める

自分がどういった、バーテンダーを目指すかによって、道は様々ですが、
いわゆる皆さんが想像している、かっちりしててオールバックで蝶ネクタイにベストみたいなお店は、オーセンティックBARといわれます。

それ以外にも、音楽に合わせてお酒のボトルを回転させて投げたりするフレアバーテンダーとか、BARにも色々種類があります。

自分の目指す方向性に合った、お店を選ぶと良いと思います。
もし、具体的な将来像が決まっていないのであれば、オーセンティックBARで働く事をオススメします。

理由は、お酒の知識、カクテルの技術、接客と最低限の知識を身に着ける事ができるからです。
オーセンティックBARで5年修業すれば、一通りの事はできるようになると思います。
以前書いた記事に、バーテンダーのお店の探し方は記載しているので、よかったら読んでみてください。
【元バーテンダーが語る】バーテンダーの仕事内容を赤裸々に公開。

今の時代は求人サイトに情報があるので、是非探してみてください。

バーテンダーになる為に最低限必要な道具を揃える

バーテンダーになる為に必要な事がやる気が9割ですが、自宅の練習だったり、お酒の勉強の為に手に入れておいた方がよいものいくつかあります。

僕がバーテンダーを始めた時に買ったものを紹介します。

シェイカー

バーテンダーの必需品の1つですね。
この「YUKKIWA」というブランドは 三宝産業という会社が作っているのですが、バーテンダーの8割はこのブランドを使っています。
ステンレスの素材で非常に丈夫なので、普通に使っていたら壊れる事もないと思います。
自分の家でシェイクの練習をする為に1つ買っておいた方が良いと思います。

シェイカーの中にお米を1カップほど入れて練習してみてください。

シェイカーには、バロンシェイカーといわれる↓のようなものもありますが、
こちらは、シェイカーが細長く、中で氷を回転させるのが難しいので初心者にはオススメできません。
シェイクは、シェイカーの中で、中身を混ぜて、冷やすという作業を同時に行います。
このバロンシェイカーだと、氷がシェイカーの中を回転しずらいので、シェイカーに当たってしまい、ぶつかった反動で氷が解けて、カクテルが水っぽくなります。

初心者は、まずシェイカーの中でリズムよく混ぜる事が大事なので、慣れてきたらバロンシェイカーに挑戦してみましょう。

カクテルコンペ(カクテルの大会)に出場する為にはこのシェイカーをしっかり使いこなす事が大前提です。
カクテルの全国大会に出場経験のある僕がカクテルコンペについてまとめた記事があるので、興味があれば読んでみてください。
そして、優勝を目指してみてください。

https://setagaya-manyoshu.com/cocktail-competition

メジャーカップ

カクテルを作る際に、分量を量る道具です。
30mlと45mlを図る事ができます。
基本この組み合わせて、全てのカクテルを作る事ができます。

こちらの商品は、カップの内側にメモリが付いているので、図りながら細かい微調整が可能です。

初心者は、このメジャーカップでしっかり分量を量るのに苦戦すると思います。
すり切り一杯をお酒をこぼさずに図るのは、相当練習しないとできないです。

慣れてくると、メジャーカップを見ずに、ボトルから流れるお酒の勢いと時間で30ml、45mlと図れるようになります。

人間死ぬ気でやれば、感覚で全てできるようになるのですね。

BARスプーン

お酒を混ぜる為に必要な道具です。
先っぽに小さなスプーンが付いていて、逆側にフォークがついています。

お酒を混ぜる時に、スプーンを方を下に向けて、人差し指と中指の間にBARスプーンを挟み、音を立てずに片手でグラスの縁を沿うように混ぜます。

多分、最初やるとちゃんと回せないと思います。グラスにカチカチ当たったり、指が痛くて途中で離してしまったり。

BARスプーンがちゃんと使えるようになるために、何万何十万回も混ぜて、指から血が出るまで練習をします。

そのうち、中指にタコができてくるので、そうすればだいぶ上達したサインです。

何気なくカウンターの上でお酒を混ぜている姿の裏側には、本当に血もにじむ努力が隠れているのです。

バーテンダーを目指す人が読むべき本

これ読んでおけば、間違いないと思います。
お酒の製法や原料などの基礎的な知識から、カクテルレシピや接客方法などバーテンダーの業務に関わる全ての事が記載しています。

写真はなく全て活字なので、僕は読むのに苦労しましたが、この本は人生で一番読んだ本だと思います。
ボロボロになるまで読みました。

スコットランドに存在する全てのウイスキーの歴史や味・香りが解説されているスコッチの辞書みたいな本です。

僕もこの本を買って、一つ一つウイスキーを飲んで自分なりの感想をノートに書いていました。
ウイスキーのテイスティングは自宅で誰でもできるのでよかった試してみてください。方法は下の記事でまとめました。
【初心者でも簡単】自宅でできるウイスキーのテイスティング方法

安い本ではないので、どんな事が書いているかを事前に知りたい方は、僕がこの本を読んで得た知識をまとめた記事を読んでみてください。
おすすめのスコッチウイスキーを生産地別に元バーテンダーが詳しく解説

バーテンダーを目指すのであれば、お酒の勉強やカクテルの練習も大事ですが、BARってどんな場所でどんなお客様がいるの?というBARの日常を知るのも大事です。

何度もいろんなお店に通えば、それもわかるのですが、それにはお金がかかるので漫画で勉強しましょう。

嵐の相場くんがドラマで主演を務めて有名になった漫画「バーテンダー」です。
僕の感想をまとめたので、よかったら合わせて読んでみてください。
漫画「バーテンダー」を元バーテンダーの僕が読んだ感想(ネタばれ注意)

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まとめ

最低限の準備はこんな所です。
仕事着とかは、お店で貸してくれるところもあれば、自分で用意するところもあります。
黒いベストなのか?蝶ネクタイは必須なのか?
バーコート(白いジャケットですね)を着る事が必須なお店もあります。

お店が決まったら用意しましょう。
仕事着は、キレイで清潔感があれば、どんなものでも問題ないです。

でも一番大事なのは、やる気です。
バーテンダーになりたいという気持ちはずっと忘れずにしましょう。

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